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2008年12月に20社の出版社で設立した「平和の棚の会」のブログ!


by heiwanotana

連続トークセッション第一回目『平和運動に賭けた大工さん』が開催されました!!

10月1日(木)、ブックフェアと連動して全6回開催予定のトークセッションの第一回目『平和運動に賭けた大工さん』が開催されました!!
当日は満員御礼の大盛況!!
お越しいただいたお客様に深く御礼を申し上げます。

日本経済評論社刊行の『庄幸司郎―たたかう戦後精神』の故・庄幸司郎さんの平和運動に賭けた生涯を、半世紀近く伴走してきた影書房代表の松本昌次さんと、文芸評論家の澤田章子さんに語っていただきました。

以下告知チラシより抜粋です。
「平和の棚の会」創立1周年記念 連続トークセッション①
松本昌次×澤田章子
平和運動に賭けた大工さん
-平和憲法を守る運動に献身した平凡な一市民の生き方-

「庄幸司郎さんをご存じですか?
庄さんは、1931年「満州」大連で生まれました。14歳で“戦争難民”として初めてみる日本に上陸します。京都で家族を養うため“タタキ大工”となり、食うや食わずのうちに上京します。学ぶことへの意志強く、辛うじて夜間高校に入学。その学校の教師だった松本昌次(本書の編者)に出会います。松本は「アカ」のかどでクビになり、翌年(1953年)創業間もない未来社編集部に入社します。庄さんは、松本や未来社社長の西谷能雄の紹介で、野間宏、木下順二、丸山真男、藤田省三、井上光晴ら多くの戦後の思想家、文学者とめぐり合い、それらの人々の書斎や台所や家一軒丸ごとと、大工としてかかわり親交を深めながら学び、稼業を大工から建設会社へと成長させていきます。
 その稼ぎをもとに苛烈な戦争体験を書きつづける一方、さまざまな平和市民運動に参加、「平和憲法(前文・第9条)を世界に広げる会」を設立、代表世話人となります。
 松本との関係から、出版や記録映画制作にも全力を投入しましたが、2000年急逝してしまいました。
庄幸司郎さんは何をめざしていたのでしょうか?
 庄さんの平和運動に賭けた生涯を、半世紀近く伴走してきた松本が、親しくつきあいをつづけた文芸評論家澤田章子さんと語り合います。」

【講師紹介】
松本昌次(まつもと まさつぐ)
1927年生。1953年未来社編集部に入社。1983年、影書房を設立。代表をつとめる。
近著「わたしの戦後出版史」(トランスビュー)、「西谷能雄-本は志にあり」、(日本経済評論社)、「庄幸司郎-たたかう戦後精神」、(日本経済評論社)
澤田章子(さわだ あきこ)
1942年生。出版社、高校教師などをへて文筆活動に入る。
著書「いまに生きる宮本百合子」(共著 新日本出版社)、「一葉伝-樋口夏子の生涯」(新日本出版社)

今年も澤樹さんの司会から始まります
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影書房代表の松本昌次さんと、文芸評論家の澤田章子さん
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庄さんとの想い出を語る
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トークがほぼ終了した後、客席にいる庄さんを知る方々から多くのエピソードが語られました
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『庄幸司郎―たたかう戦後精神』の編集を担当した日本経済評論社社長の栗原氏からも当時のエピソードが語られました
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by heiwanotana | 2009-10-02 19:06 | トークセッション