人気ブログランキング | 話題のタグを見る

2008年12月に20社の出版社で設立した「平和の棚の会」のブログ!


by heiwanotana

「平和の棚の会」連続トークセッション⑥(最終回) 『拉致』が開催されました!!

12/3に、「平和の棚の会」創立1周年記念 連続トークセッション⑥(最終回)『拉致-左右の垣根を超える対話-』<蓮池透×松竹伸幸>が開催されました。

当日は雨のなかたくさんのお客様にご来場いただきました。
深く御礼を申し上げます。

今年5月に刊行された蓮池透『拉致 左右の垣根を超えた闘いへ』(かもがわ出版)は、大きな反響の中ですでに7刷となっている。
書店の棚に並ぶ「北朝鮮本」と言えば、北朝鮮への憎しみをかき立て、制裁と体制打倒を叫ぶものばかりだった。蓮池氏は、制裁路線の見直しを呼びかけた。
拉致問題の運動の目的は、北朝鮮を打倒することではなく、被害者を救出することにあるのだとして、現在の運動のありように根源的な批判を加えている。
その主張が共感を呼び、この間、鈴木邦男氏(民族派団体・元一水会代表)、池田香代子氏(ドイツ文学翻訳者)、森達也氏(映画監督)などと対談を行ってきた。まさに対話が左右の垣根を超えて広がったのである。
そこから導き出されるものは何か、拉致問題の運動は変わっていくのか、民主党政権ではどうなっていくのか。著者の蓮池氏と、本の企画・編集を担当した松竹が、徹底的に討論する。

【講師紹介】
蓮池 透(はすいけ・とおる)
1955年、新潟県柏崎市生まれ。東京理科大学電気工学科卒業。東京電力(株)に入社し、原子燃料サイクル部部長などを歴任し、2009年夏に退社。 1997年より2005年まで、「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の事務局長、その後、短期間、副代表をつとめた。著書に『奪還 引き裂かれた24 年』(新潮社、2003年)、『奪還 第二章 終わらざる闘い』(新潮社、2005年)、『拉致 左右の垣根を超えた闘いへ』(かもがわ出版、2009 年)。近く『拉致2 左右の垣根を超えた対話』(仮題、かもがわ出版)を刊行予定。

松竹 伸幸(まつたけ・のぶゆき)
1955年生まれ。日本平和学会会員。在野で日本外交論を研究し、『平和のために人権を』(文理閣、2008年)、『靖国問題と日本のアジア外交』(2006年、大月書店)、『「集団的自衛権」批判』(新日本出版社、2001年)などを著す。2006年にかもがわ出版に入社し、東京オフィス所長に。『超左翼マガジン ロスジェネ』の創刊に携わるとともに、『我、自衛隊を愛す 故に、憲法9条を守る』、『理論劇画 マルクス資本論』などを企画・編集。『レーニン最後の模索 社会主義と市場経済』(09年5月、大月書店)など自著も刊行。

昨年に続き、今年も長期間にわたるブックフェア&トークセッションを開催していただいた真の立役者、人文書担当の澤樹さん。本当にお世話になりました。
「平和の棚の会」連続トークセッション⑥(最終回) 『拉致』が開催されました!!_a0122371_15114312.jpg


『拉致 左右の垣根を超えた闘いへ』(かもがわ出版)の編集を担当された、かもがわ出版東京オフィス所長の松竹伸幸さん。家族会への取材の難しさ、蓮池透さんに辿り着いた経緯について話していただきました。
「平和の棚の会」連続トークセッション⑥(最終回) 『拉致』が開催されました!!_a0122371_1515349.jpg


今月『拉致 左右の垣根を超えた闘いへ』に続き、『第二弾となる『拉致2』を刊行される蓮池透さん。
家族会から距離をおくに至る過程とその理由、弟蓮池薫さんの帰国時の報道されなかった真実、なぜ家族会事務局長であった透さんが、対北朝鮮強硬派から、経済制裁では解決は難しく対話が必要という考えへと変心したのか、その理由など、多くを語っていただきました。
「平和の棚の会」連続トークセッション⑥(最終回) 『拉致』が開催されました!!_a0122371_15222038.jpg


冷たい雨の降るなか多くのお客様にご来場いただきました。
「平和の棚の会」連続トークセッション⑥(最終回) 『拉致』が開催されました!!_a0122371_15254186.jpg


会場から、具体的に今後どうやって北朝鮮と対話による拉致問題解決をしていくのかなど、質問が投げかけられました。
「平和の棚の会」連続トークセッション⑥(最終回) 『拉致』が開催されました!!_a0122371_15231212.jpg

by heiwanotana | 2009-11-24 16:05 | トークセッション