2008年12月に20社の出版社で設立した「平和の棚の会」のブログ!


by heiwanotana

カテゴリ:現場の書店員からの感想( 2 )

合同出版の敏腕営業マン、野木氏が各店の書店員の方から、ブックフェアの感想を聞き取ってまとめていただきました。

【ブックセンター冨貴堂MEGA店 中村克巳さん】
200点セットで36冊の実売。歴史ものより今問題となっているものが売れました。
「平和の棚の会」は、アップデートなテーマの本もあり、テーマがとても良いと思いましたが、もうすこしフェアそのものをアピールしたかった。今年は200点のセットでの展開だったが、その中にはすでに常備として入っている商品もあり、重複する商品もあった。次回はゆっくり商品選定を吟味してフェア展開をしたい。

【ジュンク堂書店札幌店 喜田 浩資さん】
選択で約500冊での展開。5月上旬から6月末までの展開。約40冊の実売。
目立ったところでは、『観光コースでない〜』シリーズ(高文研)や『ぼくは13歳職業、兵士。』(小社刊)などが売れました。フェア展開中は、手に取ってくれているお客さんもかなりいて、このフェアを通して専門書を売っている書店であることがアピールできてよかった。最近でも、朝日新聞の記事を見て「平和の棚の会」のコーナーがあるのというので、わざわざ見に来たお客さんもいます。現在は現代史・反戦問題を中心に約300点を棚差し常設展開中。来年は目線を変えたものが展開ができればと思います。

【紀伊國屋書店札幌本店 伊藤 稔さん】 
選択で331点600冊(平台66点)を7月上旬から11月上旬までの展開しました。
「平和の棚の本」のフェアは、切り口が面白いですね。目立ったところでは、『嫌戦』(凱風社)、『北の反戦地主』(高文研)、加藤周一氏の本(かもがわ出版)が売れました。実売冊数は、270冊。また来年もぜひやりたいです。搬入の方法としては、今年のように日販北海道支店の支店止めにしてもらえると助かります。

【北大クラーク店 片岡 真さん】
160冊(80点フェア各1冊+選択40点各1冊+平台20点各2冊)で常設展開中です。
直接的な戦争とか平和をテーマにした本よりも、環境・人権・差別・ジェンダー関連の本の方が売れています。北大の学生だけではなく、教職員やOB、市民活動家も来て、「ふだん書店では見れない本が多く並んでいますね」、というような声を多く聞きます。
大学生協連の窓口担当者に、30点各1冊くらいのセットとそれよりも少し大きい50〜60点各1冊のセットを組んで、全国の大学生協に販促の提案をしてみるのもいいかもしれませんね。

書店員のみなさま、本当にありがとうございました。
みなさまの感想も参考にしつつ、来年はさらにアップデートできるように心がけたいと思います。
今後ともぜひよろしくお願い申し上げます。
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by heiwanotana | 2009-12-16 17:48 | 現場の書店員からの感想
「平和の棚の会ブックフェア」を開催していただいた早稲田大学コーププラザ店の書店員の永田さんから、ブックフェアの感想、そして常にお客様と接する現場の書店にとってブックフェアを開催するということには、どういう意味があるのか、版元から提案されるブックフェアのメリットとは何かなど、多くの感想を寄せていただきました。

以下永田さんから送っていただいたブックフェアの感想です。
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フェアを開催する目的は、単純に売上を上げるためではないと考えています。
本は、状況や視点によって常に変化してゆくものだと思いますので、新たな状況に対して新たな視点を持ったフェアは、書店の本来の姿――常に変化する姿をつくりだす大切な方法の一つだと思います。

とはいえ、書店員が選書するフェアを続けるのは、多忙を極める現在の書店の状況を考慮するとかなりむずかしい。選書できたとしても、各版元に了解をとる作業など、とても手間がかかるものです。ですから何社かの版元さんが協力して進めていただけるフェアは、書店員にとってはとても助かるものです。ただ常に注意したいのは、あくまでもフェアは個別の店舗のユニークさに共鳴するものであるべき、ということです。これは、それぞれの店舗が満足するようなオプションを版元は用意しろ、という馬鹿げた要求ではありません。それは版元の担当者と書店員が協働すること、少なくともそれを試すことだと思います。

今回のフェアは、信頼する担当者とだから進んだ話です。私はこのようなことを最も重要に感じます。ただ、まだフォーマットに従ったままです。次はもっと互いに侵犯できればいいと思いますし、そのようなユニークをつくりだす協働を歓迎するために、その時々に版元さんが団体を形成することがあれば、私はうれしいです。

早稲田大学生協ブックセンター 永田淳
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永田さん、本当にありがとうございました!!

今後のブックフェア開催の参考にさせていただきたいと思います。
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by heiwanotana | 2009-11-20 18:53 | 現場の書店員からの感想